手帳を作り直すことにする


 全くもって唐突だが、これが今現在使用している手帳である。
 手帳とはいっても、なにせ厚紙と布を接着剤で張り付けただけの簡素な作りだから、そう大した代物ではない。
 材料さえ揃えれば30分程で作れるし、乾燥時間を考えても2時間あれば十分だ。
 材料も、表紙・裏表紙・帯ポケットそれぞれに使う3種類の布と、適当な厚紙、後は布用接着剤で問題ない。どれも思い立ったその日に百円ショップで入手できるから、うっかり出先で手帳を作りたくなった場合でも即時対応が可能である。
 そして、こんな作りでありながらそれなりに耐久性が高いのも便利なポイント。作成したのが2019/4/12となっているので、そろそろ3年目に突入しようかという、しぶとい奴である。

 何故突然こんなものを出したのかというと、この手帳の出来に不満があるからである。  上でぺらぺらと薄っぺらい褒め言葉を並べておいて何をいきなりと思われるかもしれないが、3年弱も使っていると細かな不満が積もりあがって目に付き始めてくる。ざっと書き出してみると……

改造案

下敷き

 この手帳、緑色の部分は帆布という厚手の布で出来ており、これはなかなか頑丈で汚れも付きにくく、水に濡れてもそこまで痛まないという大変に便利な素材なのだが、いかんせん目が粗く、この上でモノを書くとペン先がめり込んで紙の上に糸の模様が出てきてしまうことがある。
 それを避けるために、手帳の内側には厚紙を模様付きの紙で覆った、いわば下敷きのようなモノを敷いているのだけど、どうも薄すぎて頼りない。書いているうちにイヤな曲がり方をすることがある。良くない。  なので、この部分の厚みを増やすか、あるいはPPシート的な一定以上の硬さのあるモノに取り替えてしまいたい。


ペンの収納

 昔から筆箱がそこまで好きではなかった。別に筆箱そのものに恨みとかはないけど、荷物が増えるのが凄くイヤだった。  だから手帳の作成計画を練る時に「とりあえず最低限の筆記用具は一緒に持ち運べるようにしよう!」と決めた。その結果が、本の帯のように手帳の下半分を覆っているポケットだ。  山折りにした薄い布を表紙と裏表紙で挟み込んで固定しただけのどエラいシンプルな仕組みで、ペンの他にA5サイズまでの紙ならホイホイ挟んで置ける。  置けるのだが……特に何も考えず、適当な長さの布で作ったため、どのペンもやや斜めにしないと固定することが出来ないという問題点がある。  これを解消するためには、ポケットとは別のところにペンを挟んでおくスペースを作る必要がある。  市販のモノを見てみると、手帳を閉じるためのベルトがそのままペンホルダーになっているタイプなどが見つかる。この辺をどうにか使えないだろうか……。

内側の紙の模様が目に悪い


 換えよう。

 とまあ、軽く考えてもこのくらいの改造案が出てくる。  どうせこうやって記事に出来るのだし、早速改造に着手するとしよう。